【高校交換留学】と【短期留学】では全く違います・自分に合った選択をしてください

中高大学生英語
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どの時期に留学するのか、大きく以下の5つに分類します。

1 大学院
2 大学(選抜ありの交換留学、短期留学、研修)
3 高校生交換留学
4 高校生短期留学(研修)
5 中学生短期留学
今回は3~5について書きます。

高校交換留学

1年間(実質約9か月)現地の高校生と一緒に学びます。こちらは、各自留学機関を選び、テスト、面接、小論文などを受け、留学する形です。留学を希望する国によっては、テストのスコアによって(アメリカ ) 受け入れの合否が決まります。ELTiSというテストが課される場合が多いです。このテストについては別の記事を参考にしてください。→(ELTiSに必要な語彙

現地の高校で授業を受け、授業によっては発表、レポートの提出、テストを受けて、単位を取得しなくてはいけませ。現地で英語の力をつけるというより、出発前に英語の高い運用能力が必要です。

高校短期留学(研修)

夏期あるいは春期に参加する、2週間~2カ月の短期の語学研修です。一般的に、短期留学、短期研修と呼ばれています。午前中と午後に英語の授業を受け、午後の授業後に学校周辺の散策、名所巡りなどの活動あり、週末は遠足、スポーツ大会などのお楽しみの行事があります。


授業内容は、英語で説明されるために難しく感じるのですが、(当然、文法用語もすべて英語で説明されます)日本の高校の内容の方が難しいことを学習しているようです。
短期留学や研修で申し込む窓口の多くは日本ですので、英語を話す国に行っても日本人が同じクラスになる傾向があります。

中学生短期留学

中学で行く場合はほとんど高校短期留学と同じです。中学生対象ですので、勉強時間が午前中だけで終わり、午後の活動を多くして楽しみに時間を使う学校が多いです。
勉強がゼロの留学もあります。現地の大学やコミュニティーが開催するサマーキャンプなどです。これは、、サッカー、テニス、バスケットボールなどスポーツの種目ごとに分かれています。

小学生、またそれ以下の年齢のクラスもあります。「言葉の壁」が心配ですが、スポーツ用語はカタカナで知っていることも多く、また小さいときは環境にすぐに慣れる、という利点もあります。

留学の利点

1 語学力の向上:留学のでの生活や学習において日々英語を使うため、努力次第で英語力が向上します。

2自立心と行動力の育成:日本とは異なる環境でホストファミリーと暮らし、学校でも慣れないシステムやカリキュラムに順応していくため自立心が養われます。また、自分で考え積極的に行動するようになります。(自分から尋ねないとそのままです)

3 異文化体験:新しい文化や習慣を体験する。また環境に身を置くことで視野が広がります。

留学の欠点

利点との裏返しになりますが、

1文化の衝突:大げさな表現ですが、、留学先のクラスメイトやホストファミリーとうまくいかないこともあります。文化の違いや誤解、言葉でうまく説明できないなどがその原因になります。

2ホームシック:1との関連で起こる可能性があります。食事の違いなどもホームシックにつながる可能性があります。しかし、日本食やお菓子は手に入ることもあります。少し値段は高くなりますが、一時的にしのげるかもしれません。短期留学や研修の場合は、上記の「欠点」をあまり感じることなく帰国することができます

今年の夏オックスフォードで

筆者も今年の8月、4年ぶりに海外に出かけ、オックスフォード市内で学生群に出会いました。5~6人のグループでした。日本語が聞こえたので、自然とその方向を向いた感じです。おそろいのTシャツを着て、談笑しながら町を散策中のようでした。せっかくの英語を話す機会を無駄にしていると思いがちですが、母語で話すことはストレス解消にもなります。
また、彼らは異文化体験ができたと思います。現地に行ってみないとわからない気候や食事、円安を日々体験したことでしょう。サンドイッチが£8ですか?(¥1480:8月£1=181円の換算)、のような日本との物価の違いなども含めて。

筆者の生徒の留学

筆者の生徒のうち数人は、上記の3~5の型のいずれかで留学していました。
大学進学と関連して書きますと、

高校生交換留学(長期)で行った生徒たちは私大文系ねらいでした。一人だけ国立文系に進みました。理系に進みたい生徒は、数学と理科の勉強時間がいっぱいいっぱいなので、まずは大学に入り、大学の交換留学枠をねらうか短期留学を選んでいます。

また、コロナ禍で高校3年間留学できなかった現大学1,2年生の元生徒は現在学部留学を目指しています。

留学の目標を定めて

どのタイプの留学(長期の交換留学?短期留学?)が良いのか、いつ(大学?高校?中学?)行くべきが、などは各自が留学で何を求めるかによって違ってきます。

どの型の留学にも時間を費やし、多額の費用もかかります。先につながる、有意義な留学になるように目標をさだめ、よく考え、計画を立ててください。

また、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、文部科学省が探求型の留学を促進しています。今回の募集は高校生は700人、大学生が250人です。ご参考まで↓

【文部科学省】トビタテ!留学JAPAN – その経験が、未来の自信。 (jasso.go.jp)


海外の学校の予備コースで困っている方、指導します

上の↑ 高校の短期留学の項目に書いたことですが、長期で英語圏の高校に行っている方で予備コース(正規の高校の授業に入るまでのコースにいる方)の生徒さん、指導します。

もしお困りのようでしたら問い合わせ欄にお書きください。(オンライン授業ができる時代です)

本来はわかるはずの授業内容が英語で説明されるために、理解が追い付かない場合があります。
正規のクラスにはいるための準備コースなのに文法を英語で説明されます

さらにひどいことに、指導する先生は英語の専門、英語圏では教育学部の国語 (Language Arts)の指導学位を持っていない、あるいは外国語として英語を学ぶ生徒たちをどのように教えるかの学位 (TESOL)を持っていない先生が教える場合があります。(実際元生徒の学校は他教科の先生が指導し、文法の説明を求めると、「そういうからそうなんだ」と返答したそうです。
高校から海外の学校に留学している日本人(International students) の授業料はとても高いです。このような指導で遠回りさせられているなんて。。やはり、ある程度の段階まではネイティブではないので、日本語で体系的に知識を入れた方がいいと思います。

このような方が偶然このブログのこのページを読んでくれる確率は低いかもしれませんが、このような場と言いますか、チャンスもあるからあきらめないで!という気持ちで書いています。


あまりうまくいかなかった留学とうまくいった留学

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