【英検2級と準2級の間の級】が2025年度から導入されます【準2級プラス】と発表されました

中高大学生英語

日本英語検定協会が、2級と準2級の間に新しい級を導入すると発表しました。(20230929_info_newgrade.pdf (eiken.or.jp))

記事を読むと、2級に到達するまで大変だという声があったようですね。
2級と準2級には語彙、長文の量、ライティングの語数とライティングトピックに差があることは実感していました。

確かに、筆者の生徒も、準2級まで順調に進み、それまでの対策にかける時間数で2級を受けると不合格な場合も何回もありました。段階を踏んで進むための待望の新しい級です。

新しい級に向けての対策は

筆者が仮に受検するとして考えてみます。

注目したい大問1

どの級にも言えますが、難しいのは、大問1の単語、熟語、文法です。

単語、熟語

単語、熟語はひたすらインプットするしかありません。
例えば、『でる順 パス単』があります。新しい級対策にまずは準2級版を完璧にする。手元になければ、手元の単語帳をまずは完璧にする、でいいと思います。それ以上の単語が出ても大丈夫、消去法で対応できるはずです。
(筆者はこの『でる順 パス単』をお勧めしているわけではありません。これは過去5年間のデータ分析で作成されているので、予想単語ではありませんので。目安として考えてください。)

文法

文法は、高校2年生後半だと、おおよその学習が終わっていると思いますが、中学生が
新しい級を受検するなら、仮定法や分詞構文などは勉強しておいた方が良いでしょう。
(仮定法過去は中3のNew Horizonで最後のUnit 6で学習しますね)
大問1で5割獲得を目標にしたいです。


注目したいライティング

与えられたトピックについて制限語数内で理由付けし、自分の意見を書くセクションです。

まずは、準2級と2級について

  • 準2級は50~60語です。中高生が受検することを前提としているのでしょう。学校(生活)に関係するトピックが多いと感じます。語数が少ないので、理由は簡潔に書く必要があります。
  • 2級は80~100語です。社会的な内容についてのトピックが出題されることを意識して練習する必要があります。理由付けも論理的に書く、また、例を挙げるなどして書く必要があります。
    簡潔に書きすぎると、語数がうまらない場合がありますので。

新しい級のライティング語数は?

新しい級の語数はどれくらいになるのでしょう。
2級と準2級の間をとって、60~80語あたりでしょうか。
2級の語数より少ない語数を想定して、普段の生活での考えなど英語にしておくこと、できれば書いて語数の感覚を養う練習もするとよいでしょう。

当然のことですが、語彙が豊かだと同じ語を繰り返さずに済みますし、表現方法もいくつかバリエーションをもっておくのが理想です。

さらに、論理的に書くこと。書く内容を充実させるには、いろいろな知識を統合させて、ライティングの質を上げたいものです。

以前の記事でも書いたのですが(英語は地理的なつながりも大切です!)、社会的な知識は英検だけでなく、ライティング全般や、インタビュー(テスト)の時にも活かされます。
筆者の生徒の話ですが、ライティングの内容と論理で満点をとる生徒は、英語以外の教科が得意です。一方、英語で簡単な意見を述べることはできても、社会的、国際的な話になると内容に中身がなく、、、不合格になった生徒もいます。このようなケースは、級が上がるにつれて出てきます。
もう英語だけでの問題ではなくなってくる、、という。すみません。話がそれました。

新しい級に向けての対策

  • 新しい級に向けての対策は、まずは今自分が苦手としている問題(語彙?長文?ライティング?)を克服すること。
  • 高得点をとるには時間がかかる、大問1とライティングの攻略することです。

個人的には、新しい級はどんな名称になるのか、、も興味があります。

【検定料が改訂されました】
日本英語検定協会(2023年11月21日)が検定料の改訂を発表しました。新しい級の受検料は準1と2級の間をとって、8800円くらいになるのでしょうか(あくまで予想です)。他の級にも同じことが言えますが結構な金額です。しっかり準備してから1回で合格を勝ち取りたいものです。

タイトルとURLをコピーしました