生徒(高校生)、学生(大学生)からよく聞かれます。
「英検受けた方がいいですか?」と。
これは学校の成績のほかに資格がほしい、とか
英語力(語彙力)をつけるために挑戦したい、とか
個人の考え方、やる気や時間の問題ですので、強くは薦めてはいません。
受験料も結構高いですし。。
でも、挑戦することは良いことだと思います。
筆者が個人的に指導した生徒の例から言いますと
中学生:3年までに2級をとっていると、受験の時、特に私立校の長文にかなり対応できます。
高校生:2年が終わった頃(3年になる前の春休みくらいまで)準1級をとっていると、難関と言われている大学の長文にも対応しやすいです。
理想的すぎる、と思われるかもしれません。
始めから英語得意だったでしょ、とか。
いいえ、筆者は中学に入ってから英語を始める生徒だけをみてきました。
中学1年でも、5級から受ける生徒もいました。(さすがに4級からでもいいとは思いましたが。。)
高校生の場合、学部によって英語の問題が違う大学もありますので、当然、入試には別の対策が必要ですが。
なぜ、2年が終わった頃に準1級か。
3年の秋くらいには、多くの生徒が2級はとっている、または、それくらいの力があるため、夏休み中に、大学の過去問にとりかかる前に
語彙、読解、ラィティング、リスニングの基礎力はつけておくのが理想的だと思うからです。
できるなら、受けておくといいと思います
英検を受けることなく、東大(文Ⅲ)に合格した元生徒もいます。
高校2年から指導して、内申2から5まで上がった生徒は、
英検に挑戦する時間が限られ、準2級までとって、大学の過去問に進みました。
要するに、人それぞれです。事情が違いますので。
ただ、英検の対策をすると、教科書プラスの単語を覚えますし、長文は興味深い内容も出題されています。その後の長文読解の時に背景知識としても、役にたつでしょう。
そして何よりも、挑戦することは良いことだと思います。
受検料が2024年度から改定されます
2024年度 第1回検定から受検料を値上げすることを発表しました。(日本英語検定協会 20231121_info_eiken.pdf)
・ 準1級は10500円に。(ついに1万円をこえました)
・ 2級は9100円に。
・ 準2級は8500円に。
準会場ですと、
・ 2級は6900円
・ 準2級は6100円
ですので、団体申し込みができる学校や塾などに通っている中高生は準会場受検を利用すると良いですね。
テストセンターで受検する場合などは、本会場よりも600円高いです。テストセンターは席数が少ないこともあり(地域によって違いはありますが)、すぐに申し込まないと残席ゼロの状況はよくあります。
どうしても英検が必要な筆者の元生徒は残席のある遠い地域のテストセンターまで行ったこともありました。ホテルに前泊で。
現在、23年度 第3回の検定は12月14日まで申し込みができますので、1月の受検まで準備できそうな方は値上げ前の検定料でいけます。