中学生の単語帳:まずは教科書の単語を優先してください。そして単語帳にステップアップ!

中高大学生英語

中学生のみなさんは、まずは教科書の単語を学習してください!
正しく書ける、正しいアクセントの場所を確認して、発音も正しくできるまで。

音の確認は、教科書の単語欄上部にあるQRコードを読み取ればすぐに聴くことができます
ネイティブの英語を好きなときに聴けるなんて素晴らしいですね。
手元に New Horizon があります。
昔の教科書とは大きな差が。。。とにかく大きい(大判)、カラフル、登場人物がかっこいい、
単語がたくさん、そしていろんなことが書いていて(私は)目移りします。

教科書の内容をすべて理解し、試験で点数をとるのは大変ですね。
(教科は他にもありますし。)そして、先生方はもっと大変だと思います。
授業時間内に何を教えるのか、選択しないといけませんし。。
生徒さんたち、先生方、どちらにとっても負担ですね。(他教科もそうでしょうか?)

まずは教科書の単語  

2021年度から新学習指導要領になり、教科書の単語数が1600~1800語に
増えましたね 200語の差は教科書による、のでしょうか。

中学の教科書を隅から隅までしっかり理解しましょう。教科書の内容を運用できれば海外旅行、現地で日常生活を送ることができます。それくらい広く、濃い内容です。

NEW HORIZON:中2の例

高校レベルの語彙も中2に出ています

シンガポール旅行(Unit 1) 、アメリカでホームステイでの出来事(Unit 4) 、世界遺産について(Unit 7) など海外に関する内容です。

どのUnitでも言えることですが、内容を興味深くするために、どうしても使用する語も増えることは仕方ありません。
例えば、Unit 7の New Words新出単語)の49コの中に以下の単語があります。

unique(独特な), precious(貴重な), conference”(会議) (p. 107), preserve(保存する) (p. 108), citizen(市民), sink(沈む), cruise(遊覧), damage(~に損害を与える) (p. 110),
similar(似通った), sacred(神聖な), inspiration(すばらしい思いつき), influence(影響) (p. 112)など、高校生でも正しく綴ること、正しいアクセントで発音することができない難しい単語です。

さらに言うならば 、preserveの名詞形(preservation)、inspirationの動詞形(inspire)のように、派生語までインプットする余裕はあるか、あるいは中2で習ったこれらの語を高校まで覚えておくことができるか、が高校での学習につながってくるでしょう。

また、上記の3つのUnitで出てきた都市については場所の確認も地図でしておきたいものです。
英語は地理的なつながりも大切です!

海外旅行でも役に立つ表現

Let’s Talkでは各Unit とは別に、役にたつ表現を学ぶことができます。
例えば、「ホテルでのトラブルー苦情を言う・謝るー」(Unit 1) 、
ていねいなお願いー許可を求める・依頼するー」(Unit 2) 、
買い物―申し出る・要望を伝えるー」(Unit 6) などは海外ですぐに使える表現ばかりです。
反対に、それ以外の英語は、海外であまり使用する機会がない気がします。

(筆者が個人的に思っていることですが。自分が行きたい場所がわからない時、歩いている人に尋ねる時代は終わりました。スマホのアプリで用は足せますし、スーパーなどでは自動レジですし。
対面で注文する店でメニューと数をいうことができれば大丈夫です)
つまり、中学英語をしっかり学べば日常、旅行の会話はOKということです。

共通テストに向けて、グラフ、表の見方の練習は中2から始まっています!

Unit 6 では比較級と最上級を学習します。Unitの最後のセクションでは発表内容をグラフで確認します。
円グラフ、棒グラフ、パイグラフなど、小学校から算数で学習しているので難しくはありません。
英語になっているだけですので、確実に資料の読み方を練習していきたいです。

教科書で練習した後は、共通テストの大問1,大問2に挑戦しても良いと思います。

レビューサイト英語版を読む練習

さらに教科書の資料編には、Review Sites のページがあります。ここまで授業中目を通す時間はないかもしれませんが、店のレビューの形式にも中2の時点で慣れておくのが望ましいです。
教科書の改訂後は、生徒たちが近い将来受験する共通テストへの前段階を網羅しているとも言えます。

また、世界の情報が数秒で手に入る時代に、その情報の理解を目指した、時代に即した英語学習とも言えます。

教科書以外の単語帳はどれがよいか

 教科書の単語は大丈夫、だからそれ以上の語彙を増やしたい、という中学も多いでしょう。
 高校受験、さらに先の大学受験に向けて基礎語彙力をつけたい中学生に、以下の3冊をおすすめします。 (筆者の個人的な選択です) 


『英単語ターゲット1400』

教科書以上の語彙を増やしたい生徒さん、英検を受けることを考えている生徒さんは良いと思います。

左のページに語、右のページに例文が掲載されています。後半の単語では、例文が難しいものもあります。
例えば、 “reckless”「無謀な」, “bullying”「いじめ」など、知らない単語もあるかもしれません。

しかし、可能ならば、中学のうちに準2級を目指したいので、英検に特化した単語帳を購入せずに、この単語帳でいけると思います。

2025年度からは、準2級と2級の間の級が新設されるので、恐らくそこまでも使えると思います。(参考にしてください。【英検2級と準2級の間の級】が2025年度から導入されます
2級対策となると、受験も念頭に入れて、英単語ターゲット1900』が良いと(筆者は)考えています。 

旺文社 1,210円

『速読英単語』(中学版)  

 2020年に改訂され、以前のものよりかなりボリュームアップされています。
 大きく2つの利点があります。

 1 ストーリーごとに単語(派生語も)、熟語も一緒に覚えることができます。
  ストーリーも簡潔で、興味深い内容です。

 2 音声も聞けます。これが強みです。 リス二ング力を上げるのには時間がかかりますので。
   単語のインプット時点で(発)音も確認して進めていくのが理想です。
   スマホを取り出し、ひと手間かけてください。

   風早寛先生 著 Z-KAI (Z会)1430円(税込み)です。

『必携英単語 LEAP Basic』

高校の英単語帳で『必携英単語 LEAP』をおすすめしていますが、こちらはその基本型で中学生にも良いです。1400語の単語、熟語、424ページもあって充実しています。

単語の色分けがしていて、赤文字はBasicだけに掲載されている語、青文字は 主に高校生が使用する『LEAP』にも掲載されている共通語です。
 
竹岡広信先生 著 数研出版 930円+税です。

まとめ  

まずは、盛りだくさんの内容の教科書を十分に活用しましょう!
単語、表現を含め、取りこぼしなく語彙を学習することをお勧めします。
まずは教科書の内容(語彙、表現、文法も)をかためましょう。
さらに中3までの内容を予習をするならば、教科書を扱う書店で購入することもできます。英語の資格試験を受検するならば、次の単語帳へと進むとよいでしょう。

具体的的には、『速読英単語』(中学版)、
必携英単語 LEAP Basic』などで中学生の間に語彙を増やします。
単語学習は日々積み重ねていきましょう。努力次第で語彙は増えていきます。

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